子どものやる気を引き出す方法
少しだけ高いハードルの設定とサッカーノートの活用術
「やる気を出しなさい!」と言ったらやる気は湧き出てくれますか?
この言葉、大人にとってもそうですが、子どもにとってはかなり難しい指示です。
なぜなら皆んなやる気の出し方を知らないから。
今回は、メンタルトレーニングの視点からまとめてみました。
✔ 子どものやる気を引き出す方法って?
✔ 正しい目標設定のやり方はあるのか?
✔ 保護者はどうあるべきか?
子育てにの参考にもなる内容にしてみましたので是非ご一読ください!
「やる気」とはなんなのか?
やる気は「教えるもの」
多くの大人は「やる気は自然に出るもの」と思いがちですが、実際は違います。
やる気(モチベーション)には大きく2種類あります。
- 内発的モチベーション:楽しい・好き・もっと上手くなりたい
- 外発的モチベーション:怒られるから・褒められるから・報酬のため
そしてトップ選手に共通するのは、前者のモチベーションを維持し続けていること。
つまり、自分の中から湧き出るやる気です。
そしてこの内発的モチベーションは、正しい目標設定によって引き出すことができます。
正しい目標設定とは?
正しい目標設定=ゴールまでの道しるべとここでは考えてください。
そしてゴールまでの道しるべとは、ただ漠然と夢を持つことではありません。
- 10年後に自分は何を成し遂げている?
- 5年後の自分は何をしている?
- 1年後の自分は何に向かって進んでいる?
- 今日に自分は夢に向かって何ができるのか?
このように未来から逆算し、「今やるべきこと」を明確にする作業こそが正しい目標設定です。
未来からの逆算とは、向かうべき地点に向かって地図の上に矢印を書いていくようなもの。
矢印がなければ、次の瞬間どの道を選んで進めば良いのか分からなくなります。
この作業が正しくできていれば、自分の進んでいる道が正しいのか否かがはっきりするので、達成を実感することができます。
すなわち、それが「やる気」につながることでしょう。
やる気は“環境設計”で作れるということです。

やる気が続く「110%目標」とは?
ここが最重要ポイントです。
子どものやる気を引き出すには、「110%目標」が効果的です。
例:テスト60点でとれる子どもの場合
来週のテストで100点を取る目標を立てる
→ 不可能な現実に直面しでやる気が低下
少しだけ高い66点を目標にする
→「頑張ればできそう」でやる気が上がる!
この「ちょっと頑張れば届く」ライン設定が非常に重要です。
難しすぎない、でも簡単すぎない
この絶妙な設定が、挑戦意欲と成功体験を生み出します・
結果的に、目標以上の成果が出ることも多くなります。

子どもを伸ばす親の関わり方とは?
陥りがちなNG行動
- コーチの指導を否定する
- 試合中に別の指示を出す
- 結果だけで評価する
これをやると、子どもはどうなると思いますか?
ズバリ「誰を信じればいいかわからない」状態に陥ってしまいます。
結果としてプレーに迷いが生まれ、成長が遅れる要因となります。
正しい関わり方
大切なのはシンプルです。「チームのサポーターになること」
- コーチと同じ方向を見る
- 長期的な成長を理解する
- 子どもを安心させる存在になる
これだけで、子どもの成長環境は大きく変わります。
もし、コーチも含めワンチームになれないであれば、よほどの問題がない限り大人側のマインドを変える必要がある場合の方が多いです。
「結果」ではなく「過程」を褒める
指導者も含めてかもしれませんが、多くの親がやりがちなミスがここです。
NGな褒め方
- 「ゴールすごい!」
- 「勝ってえらい!」
→ 結果依存になる
正しい褒め方
- 「シュートまでの動き良かったね」
- 「最後まで走り切ったね」
→努力・工夫・チャレンジを評価する
これにより子どもは「挑戦を恐れなくなる」「継続的に努力できる」ようになります。
チャレンジした結果の失敗を評価してあげるのも重要かもしれませんね。
成長の加速にはサッカーノートがおすすめ
目標設定とセットで使いたいのが「サッカーノート(練習日誌)」です。
ノートのメリット
- 目標が明確になる
- 思考が整理される
- 成長が見える
- 自信につながる
さらに重要なのは、イメージトレーニングになることです。
人間の脳は「実体験」と「イメージ」を区別しにくい性質があります。
つまり――書くだけでプレーの質が上がる可能性があるのです。
サッカーノートの書き方(初心者向け)
まずはこの3つを書くだけでOK
① 目標と取り組み
- 将来の目標
今日の目標
何を意識したか
② 練習・試合の振り返り
- できたこと
できなかったこととその理由
③ プレーのイメージ
- 理想の動き
真似したいプレー
書くコツ
- イラストを使ってもオッケー
- 擬音を入れてもオッケー
- 正直に書こう!
つまりなんでも大丈夫です。上手く書こうとしなくて大丈夫。
大切なのは「続けること」
ノート自体の評価をする必要はありません。

親子で目標設定をする際の注意点
ここは非常に重要です。
やってはいけないこと
親の夢を押し付けてしまうこと。
サッカー経験がある保護者の方にありがちな落とし穴です。
子どもは親の生き写しで決してはありません。
正しい関わり
子ども自身に考えさせることが大事です。
親はあくまでサポート役に徹することを肝に銘じてください!
主役はあくまで「子ども」です。
まとめ|やる気は「仕組み」で作れる
子どものやる気を引き出すために必要なのは、才能ではありません。
✔ 適切な目標設定
✔ 110%目標
✔ 過程を評価する声かけ
✔ サッカーノートの活用
最後のはおまけかもしれませんがこの4つを整えることで、子どもは自ら成長するようになります。
最後に
やる気がないのではなく、やる気の出し方を知らないだけ。
だからこそ、大人の役割は「やる気を引き出す環境を作ること」
今日からぜひ、お子さんと一緒に目標設定を始めてみてください。




