サッカー

FIFAランキング19位、日本代表の現在地と本当の評価

FIFAランキング最新動向から見る日本代表の現在地

順位以上に大切なものとは何か

国際サッカー連盟(FIFA)から最新のFIFAランキングが発表されました。
サッカー日本代表は前回からひとつ順位を落とし、19位。
落ちたとはいえ、アジア勢の中では引き続きトップ。

「順位が下がった」と聞くとネガティブな印象を持つ人もいるかもしれませんが、今回のランキング変動は日本代表そのものの評価が下がったという話ではありません。
背景を整理すると、むしろ今の立ち位置がよりクリアに見えてくるはずです。

日本代表の順位が下がった理由は「試合をしていない」から

前回更新時、日本はアジア最上位の18位でした。
その後、日本代表はA代表の公式戦を戦っておらず、獲得ポイント自体に変動はない。

それでも順位が1つ下がった理由は単純で、他の国がポイントを積み上げた結果、相対的に順位が押し下げられたためです。

特に影響が大きかったのが、2025年末から2026年初めにかけて開催されたアフリカネイションズカップ(アフリカ杯)。

アフリカ勢の躍進がランキングを大きく動かした

今大会で大きな注目を集めたのがセネガル代表だ。
2大会ぶり2度目の優勝を果たし、順位は一気に19位から12位へ。
これは同国史上最高順位でもある。

また、決勝でセネガルに敗れたモロッコ代表も、11位から8位へとジャンプアップ。
北中米W杯のノックアウトステージで日本と対戦する可能性もある相手だけに、その存在感はますます大きくなっている。

このほかにも、ナイジェリアやエジプトなど、アフリカ杯で好成績を収めた国々が軒並み順位を上げており、今回のランキングは「大会の重み」が色濃く反映された結果と言える。

アジアの中で見れば、日本は依然として先頭に立つ

グローバルで見れば19位という数字だが、アジア内に目を向けると日本代表の立ち位置は変わっていない。

  • 日本:19位
  • イラン:20位
  • 韓国:22位
  • オーストラリア:27位

依然として日本がアジアの基準点であり続けていることは間違いない。

FIFAランキングは「目安」であり「目的」ではない

FIFAランキングは、国際Aマッチの結果をもとにポイントを積み上げて算出される。
試合の重要度(W杯、大陸選手権、予選、親善試合)や対戦相手の強さによって加点幅が変わる仕組みだ。

そのため、格上相手に勝つ、重要な大会で結果を残す

といった条件がそろわない限り、順位はなかなか大きく動かない。
親善試合で強豪国に勝利しても、ランキングへの影響は限定的なのが現実だ。

実際、昨年10月に日本がブラジル代表から歴史的な初勝利を挙げた際も、ランキングは大きく変わらなかった。この事実は、ランキングの性質をよく表している。

それでも「意味を持つ瞬間」は確かにある

一方で、FIFAランキングが全く意味を持たないかと言えば、そうとも言い切れない。

昨年12月に行われた北中米W杯の組み合わせ抽選では、当時18位だった日本代表が史上初の「ポット2」入りを果たした。
このように、W杯本大会前のタイミングでは、ランキングが現実的な影響を及ぼす場面も存在する。

だからこそ、ランキングを完全に無視するのではなく、「使われる場面を理解した上で付き合う」ことが大切なのだろう。

本当に順位を押し上げるのは、やはりW杯での結果

今回のランキング変動を見て改めて感じるのは、
FIFAランキングを本当の意味で押し上げるのは、ワールドカップでの成績しかないという事実だ。

アフリカ杯で躍進したセネガルやモロッコが示したように、大会で結果を残すことが最大の近道。
日本代表にとっても、次のW杯でどこまで勝ち進めるかが、順位以上に重要なテーマとなる。

まとめ:数字に振り回されず、歩みを見守りたい

FIFAランキングは便利な指標ではあるが、サッカーの価値をすべて表すものではない。
一喜一憂するよりも、「なぜこの順位なのか」「次につながる戦いができているか」を見ていく方が、サッカーを楽しむ上では健全だと思う。

日本代表は今、確実に世界の中で戦える位置にいる。
順位表の数字より、その中身とこれからの挑戦にこそ注目していきたい。

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